建築家/東京藝術⼤学准教授RFA主宰藤村⿓⾄さん埼⽟県全域で個性的なプレイヤーの皆さんをネットワークされているのは︑とても珍しいことだと思います︒すでに広域的なネットワークの中⼼的な存在になっているのではないでしょうか︒今後は︑街なかでの展開をさらに広げていく中で︑⾃治体や鉄道会社の⽅々にとってもマルシェを実施しやすい環境を整えていくことが期待されるのではないかと感じています︒そして︑さまざまな主体とコラボレーションしながら︑埼⽟独⾃のコンテンツをつなぎ︑さらに発展させていく︒そうした役割を担っていかれるのではないかと思います︒今後︑彩の国マルシェに期待することがあれば教えてください所沢の観光情報物産館ができるタイミングで︑私も所沢駅周辺のまちづくりに関わっていました︒そのご縁で佐々⽊代表と知り合ったのが始まりです︒観光情報物産館内では︑設置されている什器のデザインをはじめ︑家具製作の⽅と⼀緒にさまざまな什器の制作を⼿がけました︒ロゴや制服のデザインも担当させていただきました︒その後︑彩の国マルシェの活動が軌道に乗ってきたこともあり︑他のマルシェとの差別化を図りたいということで︑﹁オリジナルのテントを制作したい﹂と佐々⽊代表よりご相談をいただきました︒そこでデザインを担当させていただくことになり︑本格的に関わるようになりました︒彩の国マルシェとの連携は︑どのようなきっかけで始まったのでしょうか?彩の国マルシェを象徴する⽊製テント誕⽣の裏側テントはスチール製で作るパターンもありますが︑クラフトや⼿作り感を重視する場合は︑やはり⽊製の⽅が雰囲気に合うのではないかと話し合い︑⽊の温かみを活かしながら︑開き⽅や畳み⽅にも個性が出るよう⼯夫しました︒よく⾒かけるイベント⽤テントは︑﹁ばってん型﹂のテントが多いですが︑それだとシルエットが平坦になってしまいます︒佐々⽊代表 数年先の夢は︑県内で3カ所ほど﹁彩の国マルシェ物産館カフェ﹂と⾔う拠点をつくることです︒週末はマルシェを開催し︑それ以外のときも︑皆が気軽に集まれる場所にできたらと思っています︒マルシェに参加されている約1500店舗の皆さんが︑⾃分たちの商品を365⽇置けるサブスク型の常設販売拠点を整えられたら――そんな場を形にできたらと︑思い描いています︒そのときの内装は︑ぜひお願いしたいですね︒どうぞよろしくお願いします︒もう少し可愛らしく︑家が並んでいるような印象になると良いのではないかと考え︑家型のシルエットでデザインしました︒制作にあたっては︑模型を作りながら何度も協議を重ねましたね︒これまで何度か⼀緒に仕事をしている家具製作の⽅に制作をお願いし︑モックアップを作っていただくなど︑少しずつかたちにしていきました︒今では彩の国マルシェの象徴となっているテントですが︑制作で⼀番こだわったポイントは何でしょうか?ー⽊製テントの制作について説明する様⼦ー建築家 藤村⿓⾄さん2002年東京⼯業⼤学⼤学院修⼠課程修了。2005年に建築設計事務所RFAを設⽴し、公共・商業施設などを幅広く設計。公共施設の運営や都市再⽣、まちづくり⽀援にも携わる。2016年より東京藝術⼤学准教授。-26-
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