尾⽅さん 僕たち朴ゼミでは︑1年間を通して学年縦割りでグループワークを⾏っており︑今年は4チームに分かれて活動しています︒⽬的は﹁社会課題の解決﹂で︑特に学内の課題解決に取り組んできました︒その中で︑授業が終わると使われなくなる教科書や参考書が多く︑家で眠ってしまっているのではないかという点に着⽬し︑そこから発想を広げ︑カスタマージャーニーマップの⼿法を⽤いてグループで分析を進めてきました︒カスタマージャーニーマップとは︑具体的な⼈物(ペルソナ)を設定し︑その⼈が商品を知り︑購⼊し︑使うまでの⾏動や関わりを⼀連の流れとして⾒ていく⼿法です︒分析を進める中で︑教科書や参考書は︑授業や資格取得後に使わなくなり︑⾃宅で保管されたままになることが多く︑加えて中古ショップに持ち込む⼿間が負担となっている実態も⾒えてきました︒また︑実際に使うのは学⽣が中⼼で︑教科書は埼⽟⼤学の中でしか回らないことも多いため︑⼤学の中で循環を作れないかと考えました︒朴教授 新規事業に向けたお話の中で︑カスタマージャーニーマップの考え⽅について関根社⻑にお話ししたところ︑﹁ぜひ今年度︑⼀緒に取り組めたら﹂といったお話もいただいています︒⼀般的には︑﹁駅から近いかどうか﹂といった⽴地条件を重視するケースが多いですが︑例えば駅から少し離れた住宅地の場合には︑どのようなニーズが求められているのかを丁寧に捉える必要があります︒そのため︑ペルソナ分析を⾏う必要があると考えています︒今後もし機会があれば︑若い視点を活かしながら直接現地に伺ってインタビューを⾏い︑ニーズを拾い上げたうえでペルソナ分析をしていきたいと考えています︒その結果を報告しながらディスカッションを重ね︑どのようなステップで進めていくかを⼀緒に検討していければと思います︒そうしたことを︑カスタマージャーニーマップを活⽤しながら進めていくこともできるのではないかと想定しています︒⼯藤さん ⼤学ではどうしてもデータをもとに学ぶことが多いのですが︑マルシェでは消費者や来場者の⽣の声を聞き︑その⼈がどのような⾏動をして︑どのようなことを考えているのかを知る機会を⼤学⽣のうちから持てたことが︑とても良かったです︒さらに︑出店者や地域の⽅との関わりの中で︑コミュニティの⼤切さも実感しました︒⼤学への期待を感じる場⾯もあり︑⾃分たちも主体的に関わっていきたいと改めて思えた︑貴重な経験でした︒また︑﹁埼⼤⽣﹂と分かるだけでお店を⾒に来てくださるなど︑地域の⽅々の温かさを強く感じました︒こちらからアクションを起こせば︑地域の⽅々が温かく応えてくれる――そんな実感がありました︒埼⼤⽣ 彩の国マルシェ地域との関わりから広がる可能性彩の国マルシェへの挑戦をきっかけに︑地域との新たな関わりを経験した埼⽟⼤学の学⽣たち︒現場での学びや気づき︑そしてそこから⾒えてきた可能性や︑これからの取り組みについてお話を伺いました︒埼⽟⼤学経済学部 朴ゼミそこから学内でリユースショップのような形ができないかと検討しましたが︑出店できる場所や時期が限られるという課題があったんです︒そこで学外にも⽬を向け︑教科書だけでなく⾐類や⽣活⽤品なども含めて⼤学⽣の不要品を集め︑地域の⽅にできるだけ⼿に取りやすい形で届け︑物を無駄なく再利⽤していただけないかと考える中で︑マルシェにたどり着きました︒現在の活動内容と︑彩の国マルシェに参加された経緯を教えてくださいマルシェに参加して︑どのような学びや気づきがありましたか?今後︑彩の国マルシェとの関わりを通じて︑どんな可能性があるとお考えですか?埼⽟⼤学経済学部⼈⽂社会科学研究科朴 英元教授朴ゼミ学⽣尾⽅さん ⼯藤さん×-2-
元のページ ../index.html#5